知っておくべき!育毛シャンプーが「育毛効果なし」の理由
毛髪をダメージから守り、育毛をサポートする成分、オウゴンエキスの効果についてまとめてみました。
近年の研究で、薄毛や育毛への効果が注目されつつあるオウゴンエキス。漢方薬として使われてきたその背景には、どんな作用があるのでしょうか。
オウゴンエキスは、コガネバナと呼ばれる植物の根である「オウゴン」から抽出したエキス。昔から漢方薬として使われており、その抗炎症作用が利用されてきました。保湿、ニキビ予防の効果から、美容のためにも使われてきたようです。
抗炎症作用や保湿効果だけでも頭皮環境を改善してくれるのですが、実はほかにも効果があることがわかってきました。
オウゴンエキスは、ストレスによる老化の予防、活性酸素の除去、そして男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン」の抑制作用があることがわかりました。
ストレスによる老化の予防
人間は、化学物質によるストレスを受けるとCYP1B1と呼ばれる異物代謝酵素を体内で作り出します。この作用によって、コラーゲンを分解する酵素MMP-1や、エラスチン分解酵素が発生します。これによって皮膚が老化してしまうおそれがあります。
皮膚の老化は抜け毛を引き起こす原因。この老化現象を防ぐのがオウゴンエキスのはたらきです。
活性酸素の除去
人体には、外部からの刺激には活性酸素を生産して、からだを守る機能があります。ところが、この活性酸素が過剰に生産されると、逆に体にダメージを与えてしまうことも。活性酸素のダメージから身体を守るための酵素をSODと呼びます。
40歳を過ぎたあたりから、SODの活動が低下し、ダメージを受けやすくなることで老化が加速すると言われています。オウゴンエキスはこのSODと同じ作用があり、老化による抜け毛や薄毛を防いでくれるそうです。
ジヒドロテストステロンの抑制作用
男性ホルモンによる抜け毛や薄毛は、男性ホルモンが変質して生まれるジヒドロテストステロンが原因です。このジヒドロテストステロンをつくりだす酵素、5αリダクターゼの働きを抑制するのがオウゴンエキスです。
からだの老化を防ぐことで抜け毛・薄毛を防ぐオウゴンエキス。抜け毛が少なくなれば、髪の毛の量も自然と増えていきますね。
そんなオウゴンエキスが配合されている育毛剤を紹介しています。ぜひそちらも参考にしてみてください。